広園寺 山門 [戻る]
この山門を初めて見た時は、とても驚いた。
市内にこんな立派な山門があったのかということに感動したのと、
身近な場所にあった名刹を知らないで過ごしていたことにも。
細い柱が支える2層の構造物は、その重量でつぶれそうだが、
静かな威厳をたたえて境内を見守っているかのようだ。
東京都指定有形文化財(構造物) 広園寺
所在地 八王子市山田町一五七七
指定 昭和三四年二月二一日
広園寺建物群として、総門・山門・仏殿・鐘楼(附銅鐘)の四棟が
文化財に指定されています。
山門の構造は、三間二重門、入母屋造、上層檜皮葺型銅板葺、
下層檜皮葺型板葺で、細部の技法が仏殿と類似するので、両者は
同時代の再建と考えられます。
(中略)
現在残る建造物群は、寛政四年(一七九二)の放火による焼失後
のもので、すべて江戸時代後期の再建です。
平成二二年三月建設
東京都教育委員会
(東京都教育委員会の説明板を一部修正して掲載)
円覚寺などの鎌倉の寺院にいるような感覚になる。